2020年庚子年(かのえね)はこんな年

2020年の「天の気」「庚」は、十干の中では陽の金気です。
この金気は「天上の宝石」にたとえられ、夜空に輝く星を表します。
つまり、人々を導く権威や権力の象徴でもある剣にも例えられます。
方角は西南西、季節は初秋を表します。

「剣」にあたる庚の年は、改変と変化いう意味を持つ年です。
その為、古き習慣や考えを改める空気感が世の中に流れます。
反面、熱しやすく冷めやすい。言いっぱなし、やりっぱなし。
ビジョンや思い切りは良いが、計画性に乏しいといった批評をよく耳にする年でもあります。
庚の年は、権力者に振り回されず自分磨きに集中する年なのです。
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次に皆さんにも馴染みが深い十二支、「地の気」子のお話です。
陽支の水である「子」は、植物の種子を表しています。
つまり生命の始まりです。
月は12月、時間は23~1時、方位は北、季節は冬を表します。
子には陰陽の水気が含まれます。
「子」は「(し)」で「増える」を意味します。
ここから子年の象意は、「創設」「創造」「増加」「輩出」などの年とみなします。
子の配象が墨池であることから、学習や知識・芸術や文学に関連するものを目にすることも多いでしょう。
人の身体では膀胱・生殖器・体液などに関係する病気に注意です。
他には、建築・警備・政治家・社長などのキーワードが上位にあがりそうですよ。

まとめると2020年庚子年は、改変や創設が進められる年になるようです。
要するに時代の変わり目なのです。ここをどのように凌ぐかで結末が、変わるという事です。
2020年は、振り回されないブレない人が、実力を養う年ですよ。


以上で看てきた、天干と地支の作用は上下に作用します。

     天
↓ ↓ ↓
     人
↑ ↑ ↑
     地


次回は、九星気学で2020年を読み解きます。